Naval Models&Works

船と港のジオラマ

艦船模型用の港のジオラマを作る

最終更新日:2023/08/17
目次

港ジオラマを作るにあたって

船の模型を作ったらジオラマにしたくなったりしますよね。
今回は1/700のウォーターラインタイプの船模型用港ジオラマ製作の流れを解説します!

まずはジオラマの構想。イメージは上の図のような感じで作ろうかなと。呉をモデルに、補給や整備のために艦艇が停泊している様子を作ります!
船は海面部分にそのまま置くことができるようにします。これは後々船を入れ替えたりしたいからですね。レールは一応岸壁のクレーン用の物を意識しています。

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今回の主な材料

  • 土台
  • スチレンボード(2mm厚)
  • アクリル板
  • 画用紙
  • セリアのジオラマ用の波シート
  • 各種塗料、ウェザリング用パステル、
  • 茶色のエナメル塗料とエナメル溶剤
  • 接着用のボンド
  • その他、適宜余っているパーツなどを活用

土台はこんな感じ。ホームセンターの木材コーナーでよく売っているやつです。

今回は1/700用のジオラマなので海面と陸地の高低差は数ミリ程度。オーバースケールになってしまいますが今回は見ばえを重視して4mmの高さに。(本当は1.5m÷700≒2mmぐらいが適当でしょうか・・)
2mm厚のスチレンボードを2枚重ねて陸地にします。

海面はアクリル板で下地を表現します。長方形のアクリル板の上に先ほどのスチレンボードの岸壁を作っていくといった感じ。

ではでは早速作っていきましょう!

石積みの岸壁の表現

まずは岸壁製作から。今回の作品でイメージしている呉軍港はこんな感じで石積みレンガで岸壁が整備されていました。この写真は旧海軍時代の潜水艦桟橋ですかね、あれ、駆逐艦だったかな・・?まあとりあえずこの岸壁に近いものを作っていきます。

縦方向を高低差の4mmに切り出したスチレンボードを使います。(発泡の上に紙を貼ってあるスチレンペーパーではないですよ!)
動かないように固定します。

次に先が細いもので横方向に若干力をかけてなぞるように溝を作っていきます。
ボードの厚みは2㎜でちょうどカッターマットと同じでした。マットと隣り合わせにすると定規が当てやすかったです。

2本溝を作りました。これでレンガ積みの横方向はOkです。

次にアートナイフで縦方向に切れ込みを入れていきます。レンガっぽくなるように、切れ込みを上下でずらして入れていきましょう。

次に着色。今回はアクリル絵具で。模型用のラッカー系とかでもなんでもいいです。黄土色系のレンガなのでこの色で。

先ほどの呉の写真でもそうなのですが、レンガ壁の色は全て均一ではなくところどころ退色や劣化等で色に違いが出ています。なので次に先ほどより濃い色で所々着色していきます。

次がこのパートのミソ。スミ入れをしてレンガの境目を強調します。艦船模型でおなじみのエナメル塗料の茶色系で塗っていきます。いわゆるウォッシングの要領で。

最後にエナメル溶剤でさっとふき取るといい感じに。スミ入れとウェザリングの両方が終わりました。(強い力でふき取ると塗装までハゲるので注意です!)

建物を作る

岸壁部分には何か人工物が欲しい所。今回はレンガっぽい感じの建物をつくります。呉の海上保安大学校にある旧海軍のレンガ造りの作業所を参考にしました。

画用紙を使います。屋根、側面×2、正面と裏に使う部分を切り出します。画用紙なら丈夫で線を書きやすいですし、窓や扉部分などもカッターで切り離しやすいです。失敗してもすぐやり直せます。

壁部分を塗装して組み立てていきます。側面と正面、側面と裏を先に組んで『』←こんな感じで合わせるとやりやすかったです。このとき窓や扉部分に裏から紙を貼っていきます
また、デティールアップも兼ねてプラ棒を外壁にくっつけました。

最終的にこんな感じに。上記の作業のほかに、ジャンクパーツをポチポチつけたり"◤"、"◥"、"■"、の形に画用紙を切って屋根に換気口を作ってます。開口部は艦船模型の手すりエッチングパーツの切れ端を使ってます。

海面を作る+仕上げ

ここまでで陸地部分はある程度完成。船をおいてみるとこんな感じ。次に海面を作ります。

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この時点で陸地にも先ほどの建物以外に色々追加しています。後ほどの完成後の写真が見やすいので、そこでざっと紹介します!

アクリル板の岸壁の下になって隠れる部分以外を青色でエアブラシ塗装します。透明のアクリル板を使うことで、ある程度透過していい感じになります。(使ったのはクレオスのインディーブルー)

そしてアクリル板と、台座、陸地部分を接着します。※瞬間接着剤を使うと白化現象で海面部分が汚くなってしまう恐れがあるのでボンドがいいかもです!

次に100円ショップのセリアで購入した波シートを使います。これを海面部分に合わせて切り取り、クリアーカラーの青と緑を混ぜた色でエアブラシ塗装しました。
これを貼り付けてメインの部分は大体完成です。(接着は白化しないボンドがおすすめ)

岸壁部分の側面は白色のスチレンボードのままなので、画用紙に茶色でエアブラシを吹いて、ボンドで貼って処理しました。

完成!

完成したものがこちらです!別に製作した鹿島と竹を置いてみました。

裏から。岸壁部分は建物のほかにも色々とありますね。

  • クレーン用の線路は茶色ランナーを伸ばしランナーにして貼り付け。その上にパステルでウェザリング。
  • 左側の資材は、エッチングパーツの枠(ランナーにあたるところ)を縦長に切って鋼材を表現。
  • 木材はプラ棒で表現。
  • キットの余っていた艦載艇。
  • 右の赤茶けた屋根付き資材置き場は画用紙(屋根)と真鍮線(柱)で表現。
  • エポパテを細長くしたものを小さくカットして積み荷を表現。

右側からとりました。

最後に左から。
以上で終わりとなります!港のジオラマは艦船模型のスケール感をアップさせてくれるだけでなく、作品のストーリー性を大きく高めてくれるいいスパイスだと思います。港ジオラマ、いいですね!!

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コメント

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できるだけ安くジオラマを作りたいんですがどうしたらいいですか?

2025-04-09

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